赤ちゃんがつかまり立ちしだすと、いよいよ目が離せなくなってきます。みなさんのお宅のキッチンは安全対策ばっちりですか?
キッチンが壁にくっついていて、料理の際ちゅう赤ちゃんから目を離さないといけないママ必見です。我が家の長女がつかまり立ちを始めた頃、実は魚焼きグリルでやけどさせてしまったのです。
今日は、赤ちゃんをやけどさせないための、賃貸キッチンの安全対策について紹介します。
キッチンの安全対策
ベビーゲートで赤ちゃんをキッチンに入れない
対面式のキッチンなら、入り口にベビーゲートを付けて立ち入れないようにすれば赤ちゃんの安全は守れますよね。
ところが、事故の起こった当時、我が家は築20年の賃貸アパートに住んでいました。キッチンは壁付け。賃貸のアパート・マンションにお住いの方はキッチンが壁付けという方が案外いらっしゃるのではないでしょうか。
ゲートがつけれられない壁付けキッチンの安全対策は、どのようにしたらよいのでしょうか?
赤ちゃんをベビーサークルにいれておく。
キッチンにゲートを付けられないのなら、赤ちゃんをベビーサークルに入れて料理を作るのが安全です。
しかし、狭い家だったらベビーサークルを置くスペースなんてないですよね。我が家のアパートも狭かったのでおけませんでした。置くとご飯を食べるスペースがない(涙)。
戸棚にロックをかけて、赤ちゃんが寝ている間に料理をする
ゲートも付けられない、サークルを置くスペースのない我が家は、子どもが寝ている間に料理をしていました。
子どもが寝ている早朝に起きて朝食と夫のお弁当、夕食の下ごしらえ。昼寝の間に夕食を完成させるような毎日。食べるときはレンジで温めていました。
夫は6時15分に仕事に行くから、4時前には起きて料理を作っていました。
しかし、子どもの事故は起こるべくして起こるのです。
壁付けキッチンの魚焼きグリルでやけど、その対処法
魚焼きグリルの窓は超高温。長女がやけど、手のひらが水膨れに!
長女が10ヵ月のときのことでした。ハイハイとつかまり立ちを習得した長女の行動範囲は、ますます広がります。
我が家で行っていた安全対策は3つ。
- すべての戸棚と引き出しにはロックをかける。
- ガスコロンロにはチャイルドロックをかけておく。
- 子どもが寝ている間に料理をする。
これで一安心。と思っていた矢先、事故は起こってしまったのです。
この日いつものように私が4時に起きて夕食の下ごしらえをしていると、長女の泣き声がします。抱っこしてあやすとすぐに機嫌のよくなった長女。リビングのおもちゃで遊びだしたので、私はそのまま食事の準備の続きをはじめました。
夕食用の焼きナスを魚焼きグリルで焼いていました。同時に夫の弁当作りと朝食の準備をします。
私が冷蔵庫に卵を取りに魚焼きグリルから目を離したそのときです。長女が激しく泣き出しました。慌てて振り向くと魚焼きグリルの下で手を押さえながら泣いています。おそらく魚焼きグリルの窓に手をついて、つかまり立ちをしたのでしょう。すぐさま夫をたたき起こして、娘の手のひらを流水で冷やします。
この時まだ5時。病院があくまで後4時間。とにかく流水で冷やし続けました。
子どものやけどは皮膚科へ
子どものやけどは何科を受診すればいいか分からなかったため、8時半に近くの小児科へ電話。すると、とりあえず来てみてくださいと受付の女性から返答がありました。言われるがまま、激込みの小児科を受診すると小児科医から
やけどは皮膚科に行った方がきれいに治りますよ
最初から皮膚科を受診していれば、すぐに診察してもらえたのに遠回りしてしまいました。
急いで皮膚科へ向かいます。診察室に入ったのが10時半。やけどから5時間半経過していました。長女の手のひら全体には水膨れができていました。すると、皮膚科医から
きちんと冷やしましたか?こんなに水膨れになるはずないですよ
かなりきつい口調で言われました。もしかしたら長女への虐待を疑われていたのかもしれません。こちらも負けじと切れ気味に、病院に向かう直前まで流水で冷やしていた旨を伝えました。
安全のために魚焼きグリルを使わないという選択
長女がやけどをしてから我が家では魚焼きグリルが封印されています。子どもの安全確保のためにはしかたありません。しかし、子どもたちには魚を食べさせたいものです。
今まで、魚を焼くときは魚焼きグリルを使わなければならないと思い込んでいました。ところがなんと魚焼きグリルを使わない方が、簡単に焼き魚ができるではないですか!
焼き魚はフライパンで出来る
フライパン用ホイルがあると油なしでくっつきません。しかも、ホイルを外せばフライパンをさっと洗うだけ。魚の照り焼きもホイルの上で作ればフライパンが汚れにくいです。
フライパンでもおいしそうに魚が焼けます。これ、すごく楽。
魚焼きグリルだと、使った後分解して洗ってまた組み立てるという工程が面倒。あまりにも面倒で後で洗おうと思って、洗い忘れて次に使うまで魚焼きグリルをそのまま放置していたことも。
フライパンならそんなことありません。
焼きナスはレンジで蒸し茄子に変更
茄子の皮をむいてラップに包み、耐熱皿に乗せたら600wで4分。裏返してさらに3分。触ってみて柔らかくなっていたらOKです。冷めたら包丁で食べやすい大きさに切って出来上がり。あとはお好みで醤油やポン酢、薬味をのせて食べてください。
おすすめは味ぽんにおろししょうが、ごま油の組み合わせ。我が家の夏の定番です。
焼きナスとは違って熱々の皮と格闘しなくていいですよ。長女は焼きナスが焦げ臭くて嫌いでしたが、蒸し茄子なら喜んで食べます。
危ないのはつかまり立ちの赤ちゃんだけじゃない
長女は現在4歳。今では魚焼きグリルが高温で危険であると認識しているため、近づくことはありません。
しかし、3歳くらいまでは魚焼きグリルを使うと中の様子が気になるようでのぞき込もうとしていました。
長女のようにのぞき込もうとして、おでこをやけどする事例もあったようです。
まとめ
キッチンには危険がいっぱい。赤ちゃんの安全対策は必須です。
もしもゲートのつけられない、その上サークルが置けないキッチンのある家にお住いなら、魚焼きグリルを封印した方がいいかもしれません。
長女のように魚焼きグリルでやけどする赤ちゃんがいなくなりますように!